「インテリアデザイン」という言葉が定着していなかった戦後まもなくに、「アート」と「デザイン」の衝突から生まれた「インテリアデザイン」の興隆を、60年代以後に遡りアーティストとデザイナーの言動から俯瞰する。
インテリアデザインが生まれたとき
六〇年代のアートとデザインの衝突のなかで
2,200円(+税10%)
ISBN:9784306046238
体裁:四六・180頁
刊行:2015年6月
- はじめに
- 1:1945~50年代デザインという言葉がない時代
- デザインの夜明け、「間」から「空間」へ、「インテリア」あるいは「空間」の発見、ふたりのイサム、インテリアデザインの萌芽、他
- 2:1960年代インテリアデザインが生まれたとき
- 剣持勇と倉俣史朗の接点、アーティストとのコラボレーション、空間から環境へ、他
- 3:1970年代インテリアとファッションのコラボレーション
- 60年代のアートシーンを反映したインテリア、デザインとして認められた商業空間の仕事、ファッションデザイナーとの出会い、他
- 4:1980年代以降インテリアとアートの融合
- 倉俣史朗と三宅一生のコラボレーション、アート・デザイン複合体へ、他
- あとがき
- 解説:高島直之