「建築についての書物」から「建築としての書物」へ――。
建築家は、紙面構成や印刷技術を駆使して、唯一無二の建築書を生みだしてきた。
質感、表面、旋律、構造、尺度という5つの切り口から建築書を解剖し、建築と書物の連関に迫る。
建築書の解剖学
6,000円(+税10%)
ISBN:984306047051
体裁:B5・336頁
刊行:2024年9月
- プロローグ——はてしなく続く図書館の横断
- 第I 部
- 彩られた交差路——紙から宮殿へ
- 不器用な近代——『解放された生活』とジークフリート・ギーディオンの織機
- 第II 部
- 質感——手に触れて読むこと
- 表面——偶数頁と奇数頁の対話
- 旋律——内容の力動性
- 構造——建築的な仕組み
- 尺度——大きさのないもの
- エピローグ——ユーゴーの予言
- 訳者あとがき
- 索引