明治時代以降、日本人の生活スタイルは大きく変わったが、起居様式のような根本的なところでは変わっていない面もある。西欧の生活スタイルはどう浸透しているのか。鴎外・漱石の借家からマンションまでを語る。

日本の住文化再考
鴎外・漱石らが暮らした借家からデザイナーズマンションまで
2,400円(+税10%)
ISBN:9784306045903
体裁:四六・240頁
刊行:2013年6月
- 第1章:起居様式から考える
- 「靴脱ぎという習慣」「足裏の文化」「場を仕切る・間をしきる」「時間と空間を意味する間」、他コラム:土間
- 第2章:間取り
- 「鴎外・漱石が暮らした借家」「同潤会アパート・個室の登場」「サザエさんの家・外廊下」、他コラム:ちゃぶ台
- 第3章:家事
- 「家事の変遷」「間取りから女中部屋が消えた」「ドラマ‘家政婦のミタ’を見た」、他コラム:モダン住宅のキッチン史
- 第4章:家という商品
- 「フレハブ住宅の登場」「東日本大震災以降の住宅」「‘小さな家’を建てて大きく暮らす」、他
- 第5章:建築家の家
- 「清家清の‘私の家’」「東孝光の‘塔の家’」「坂茂の‘はだかの家’」、他コラム:戦後の小住宅史
- 第6章:なぜ、デザイナーズマンションはヒットしたか
- 「行列ができる集合住宅」「デザイナーズマンションは日本人の生活を変えたのか」、他
- コラム:ヴィンテージマンションの時代
- 第7章:明治時代以降、生活スタイルは変わったのか
- 「断髪令と洋服の普及」「今日まで続く二重生活」、他