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日本建築にあっては、開口部の主流は建具であった。建築空間における明暗の効果に対する細やかな感覚は、茶室の創成過程においてとくに研ぎ澄まされていった。ここに窓によって空間性が既定される建築があらわれるに到る。

物語・ものの建築史
窓のはなし (*SOLD OUT)
0円(+税10%)
ISBN:9784306092969
体裁:四六・128頁
刊行:1988年3月
- 第一章 窓の歴史
- 1 北窓開く——窓と方位
- 2 窓——光る壁
- 3 発掘された古代建築の窓
- 4 連子と格子——連子が格子に
- 5 櫛形よりのぞくほか
- 第二章 窓の諸相
- 1 無双窓——建具のない窓
- 2 火頭窓——唐風への憧れ
- 3 用心窓
- 4 大和窓というわけは
- 5 聖窓——色里の光看板ほか
- 第三章 茶室の窓
- 1 「窓ニハ口伝多シ」
- 2 窓の自由設計——下地窓
- 3 連子窓——竹の造形
- 4 突上窓——窓の機能を立体化
- 5 墨蹟窓・花明窓—ー床の間の窓ほか
- 第四章 格子窓
- 1 格子窓——意匠と構造
- 2 人見梁・人見柱
- 3 ゑひもせす京格子
- 4 「白いカーテン」の秘密
- 5 堺格子は流行おくれ?——堺普請から京普請へほか