日本のプレ・モダニズムからモダニズムへの流れを、ライトから丹下健三、そして現代の第一線で活躍する建築家たちの作品を通して概観する。
明治初期に開拓した日本の建築という新しい領域にモダニズムが如何にして浸透してきたのか。日本の建築界は近代という激変の時代に、コルビュジエやバウハウスの影響を受けながらも対応してきた。時代を代表する建築家たちの45作品を通してその特質を考察する。
藤森照信の現代建築考
2,600円(+税10%)
ISBN:9784306047013
体裁:A5・208頁
刊行:2023年8月
- まえがき:藤森照信
- Group 1 モダニズムに共通する住まいの原型をつくり続けた建築家たち
- ウィリアム・メレル・ヴォーリズ、フランク・ロイド・ライト、アントニン・レーモンド
- Group 2 戦後の日本建築界をおおいに豊かにした建築家たち
- 本野精吾、村野藤吾、堀口捨己、今井兼次、白井晟一
- Group 3 造形力、力動性と民族性、記念碑性を接合させたコルビュジエ派の建築家たち
- 前川國男、谷口吉郎、吉村順三、奥村昭雄、内田祥哉、丹下健三、片岡献、松村正恒、池辺陽、ジョージ・ナカシマ、吉阪隆正、浅田孝、ほか
- Group 4 戦後モダニズムにおけるバウハウス派とコルビュジエ派の建築家たち
- 大高正人、菊竹清則、磯崎新、黒川紀章、仙田満、山崎泰孝、象設計集団、伊東豊雄、内藤廣、高松伸、藤森照信、ほか
- 取材後記—あとがきにかえて:下村純一