無視された事実、忘れられた建築家。67の秘話で明かされる近代建築の真実。欧米・日本の巨匠たちの、知られざる素顔、見逃せない功績、語り継ぐべき史料。博覧強記の著者がつづるノンフィクション近代建築史。

真相の近代建築
数奇な運命の建築家たち
1,800円(+税10%)
ISBN:9784306045736
体裁:四六・184頁
刊行:2012年5月
- 数奇な運命の建築家たち
- 近代デザインの黎明
- 軽視されてきた宗教建築
- 教会建築のもうひとりの革新者
- 亡命建築家の数奇な奇跡
- バウハウス再考の機運
- 抽象的造形デザインの展開
- 二本足のパイプ椅子
- 近代建築、陰の功労者
- ル・コルビュジエが参考にした書物
- ル・コルビュジエ石材使用のいきさつなど
- 困難なファシズム期の建築家評価
- パリ万博スペイン館の設計者
- 「アテネ憲章」のもうひとつの解説書
- グッゲンハイム美術館のデザインのルーツ
- 往復書簡が明かす巨匠の真実
- 万能の天才の多面性
- 異色の「パリのアメリカ人」建築家
- チャンディガール新首都計画の前任者
- 住宅プランと家族像
- 「ミースの息子」と呼ばれた建築家
- 建築家の赤裸々な素顔
- 組織のなかの建築家の評価
- 『伽藍が白かったとき』の裏面史
- 20世紀の女性建築家たち
- 自己演出でも巧妙だったメキシコの建築家
- 評価の安定しない建築家
- 日本空襲の戦略に加担した建築家
- シドニーオペラハウスに影響を与えた中国人建築家
- モダンリビングの先駆
- 東京藝大建築科の教育とはなにか
- 建築史家に無視される建築家
- 戦時下の無筋コンクリート建築
- インターナショナル・スタイルの「邸宅」 ほか