ネパール地震、北関東水害、フィリピン・レイテの高潮災害、タイの大洪水、東日本大震災など、世界中で災害が頻発している。
なぜ災害は増えているのか?
なぜ災害には格差があるのだろうか?
なぜ復興の道は険しいのだろうか?
どうすれば世界から災害を減らせるのだろうか?
日本はどう手助けできるのだろうか?
途上国で災害が頻発する社会経済的な背景、弱者や貧困層に被害が集中する格差、復興に向けての被災者の苦労、防災援助の現状や今後のあり方など、著者自身の途上国の現場での経験・苦労を交え、日本の過去の災害の例を引きながら、わかりやすく解説し、日本の防災を世界での災害対策にどう活用するかを解説している。世界で起きている災害やその対策に興味を持つきっかけになる読本。

日本の防災、世界の災害
日本の経験と知恵を世界の防災に生かす
1,800円(+税10%)
ISBN:9784306094444
体裁:四六・168頁
刊行:2016年10月
- 第1章 世界で何が起きているか
- 第2章 災害格差
- 第3章 災害を減らした二つの国
- 第4章 気候変動
- 第5章 防災援助
- 第6章 東日本大震災の教訓を世界に伝える