公共空間を良好な状態に保ち、有効に利用していくためのマネジメントを考える。
本書は、3つの実証的調査プロジェクトをもとに、国際的視野で公共空間マネジメントの課題を説き明かす。また、公共空間をめぐる理論、歴史、利用パターン、先進諸国の社会変化などを踏まえて、それらを整理し、これからの都市に必要な新しいマネジメントを提示している。開発の時代からマネジメントの時代へと言われる21世紀において、重要な都市ストックである公共空間を良好な状態に保ち、有効に活用していくうえで、私たちは本書から多くの貴重な手がかりを得ることができる。(訳者あとがきより)

パブリックスペース
公共空間のデザインとマネジメント
3,800円(+税10%)
ISBN:9784306073548
体裁:A5・356頁
刊行:2020年1月
- 日本語版への序
- 第Ⅰ部 公共空間の概念とマネジメント
- 第1章 公共空間の利用と特性
- 第2章 歴史のなかの公共空間
- 第3章 公共空間をめぐる論争
- 第4章 公共空間マネジメントのモデル
- 第Ⅱ部 公共空間マネジメントの現在
- 第5章 公共空間マネジメントの問題点——英国の場合
- 第6章 公共空間マネジメントの改革——英国20自治体の事例
- 第7章 公共空間マネジメントの背景——世界の先進11都市
- 第8章 公共空間マネジメントの実践——先進11都市の教訓
- 第9章 理論、実践、利用者