日本の都市は、どのように近代化を受け入れ、近代化を遂げていったのか。
博覧会、広場、道路拡築、山並み景観、区画整理、郊外住宅……、
古都の空間再編に日本の都市の近代化過程を検証する。
〈2016年 日本建築学会賞(論文)受賞〉

京都と近代
せめぎ合う都市空間の歴史
3,000円(+税10%)
ISBN:9784306073166
体裁:四六・372頁
刊行:2015年7月
- はしがき
- 序章
- 第一章 街区一新の顛末
- 第二章 近代を象徴する場となる岡崎
- 第三章 技術を背景とする土木官吏の台頭
- 第四章 近代的空間再編の受容過程
- 第五章 「歴史」のデザインをめぐって
- 第六章 空間再編にともなうデザインの模索
- 第七章 制度の矛盾がつくり出した新市街
- 第八章 景観論争に見る技術者万能主義批判
- 第九章 土地区画整理に見る都市専門官僚制
- 結章
- あとがき