14のテーマで現代の都市問題にアプローチ、「絵本」で読む都市計画マニュアル。「ボローニャ国際児童図書賞」国際審査員特別賞受賞。
「世界では毎日11,000の新しい建物が完成している(でもまだ足りない)」「(電気自動車といえども)車は都市を果てしなくスプロールさせる」……刺激的な言葉と、ユニークなグラフィックで、心をざわつかせながら都市問題を知り、都市づくりの想像力を培う、見たことのない都市計画マニュアル。チェコで刊行され世界5か国で翻訳された話題の書。
都市は誰のもの?――みんなのもの!
2015年、フランスのグルノーブル市はすべての看板を通りから撤去し、代わりに樹木を植えるべきとの判断を下した…「身近な環境と濃密な関係を築くことで、私たちは都市を批判的に見ることができるようになる。私たちが自分自身や身近な人びと、故郷、国、そして地球を大切にするならば、都市が私たちに影響を与えるのと同じように、私たちも都市に影響を与えることになるだろう」(本文より)
みんなの都市
初心者のための都市計画マニュアル
2,500円(+税10%)
ISBN:9784306073685
体裁:B5変・176頁
刊行:2024年6月
- 都市の用途別ゾーニング
- 郊外化
- 工業団地
- 低密度都市
- 縮小する都市
- 輸送手段と交通
- 環境の劣化
- 公共空間の放置
- ジェントリフィケーションと不足する公営住宅
- 都市の私有化
- 空き家、老朽化する住宅ストックと不動産投機
- 新しい建物が建たないことと政治意思の不在
- 不十分な参加
- 結び、そしてよい事例