「ウォーカブルなまち」とは何か。国内外の取り組みから、その評価指標を分析し、横断的・統合的な評価手法を提案する。
車中心の都市からヒューマンスケールの都市への転換とともに、健康、居住環境、地球環境、感染症のパンデミックといった様々な側面からウォーカブルな都市が議論されてきた。はたして「ウォーカブルなまち」とはどのようなまちなのか、どのように評価されうるのか。国内外のウォーカブル・シティの取り組みや、その評価指標を分析し、横断的・統合的な「ウォーカブルなまち」の評価手法を提案する。
都市空間やモビリティの考察から、そもそも「私たちはまちに何を求めているのか」、「これからのまちがどのようであるべきか」…ウォーカブルを考えることで今後の移動のあり方を考える一冊。

ウォーカブルなまちを評価する
2,300円(+税10%)
ISBN:978430607372
体裁:A5・232頁
刊行:2025年3月
- はじめに
- 第1章 なぜウォーカブルなまちが求められているのか
- 第2章 世界のウォーカブルなまちづくり
- 1 ヨーロッパのウォーカブルなまち
- パリ/ウィーン/バルセロナ/ポンテペドラ
- 2 アメリカのウォーカブルなまち
- ボストン/ニューヨーク
- 3 日本のウォーカブルなまち
- 丸ノ内地区/香川県高松市/島根県出雲市
- Column ウォーカブルなまちは誰のためのものか
- 第3章 ウォーカビリティを評価する
- 1 ウォーカビリティを評価する枠組み
- 2 持続可能な都市のあり方
- 3 都市構造と街路空間
- 4 街路のアクセシビリティ
- 5 人の移動
- 6 歩行空間のAI画像分析
- 7 土地取引価格
- 8 カーボンニュートラル
- 9 ウェルビーイング
- 10 暑熱環境
- 11 人の表情・しぐさ
- Column 豊かさの指標から見たウォーカビリティ
- 第4章 討論・日本のまちとウォーカビリティ
- おわりに
- 参考文献