近年アーバンデザインの分野でも関心の高まりつつあるサウンドスケープについて思想と計画の両面から理論的に紹介するもの。カナダの現代作曲家マリー・シェーファーの仕事を基礎に都市デザインへの展開を試みる。

SD選書229
サウンドスケープ
その思想と実践
1,800円(+税10%)
ISBN:9784306052291
体裁:四六・216頁
刊行:1997年3月
- 序章 音の風景をめぐって
- 1. マリー・シェーファーと20世紀音楽の地平——マリー・シェーファーとサウンドスケープ概念の成立/新しいデザイン活動の提唱/音の環境芸術の地平
- 2. 音の風景を聴く——聴く技術としてのアート/音風景の解析/サウンドスケープから捉える環境
- 3. サウンドスケープ思想に基づくデザイン活動——思想としてのサウンドスケープ・デザイン/デザイン活動における聴覚の意識化/「モノづくり」から「情況づくり」へ
- 終章 音の風景を生きる