ランドスケープデザインとは何か。
「庭」と「風景」の「間=あいだ」にランドスケープデザインがあると仮定し、両者の持つ意味や関係性を考察する。そこには同時にランドスケープデザインの本質を探るために、著者が自問自答する思考のプロセスが見え隠れしている。
SD選書272
庭と風景のあいだ
2,400円(+税10%)
ISBN:9784306052727
体裁:四六・260頁
刊行:2022年9月
- 序章:庭と風景のあいだ
- 第1章:職能の輪郭
- 環境と風景の狭間に描かれた軌跡、土地と場所へ、二人の先達が描いた輪郭、ほか
- 第2章:ランドスケープと建築
- モダニストのランドスケープ観、ランドスケープと建築をつなぐ感性、ランドスケープと建築の相互関係
- 第3章:意匠のパラダイムシフト
- ランドスケープ的ディテールデザイン、地域、環境、社会への応答、スケールを横断するデザイン
- 第4章:アーバンネイチャー
- エコロジーとランドスケープ、都市空間における生物多様性の表現、次の自然のデザインリテラシー、ほか
- 第5章:歴史都市のランドスケープヴィジョン
- リテラシーの継承とプロセスの表現、平安京から山水都市・京都へ、スケール横断的な山水都市ヴィジョン
- 第6章:レジリエンスとランドスケープ
- 震災復興に関わるための立ち位置、レジリエンスを獲得するプロセス、レジリエンスの形象
- 第7章:サスティナビリティの表象
- 公園デザインのイノベーション、Gray×Green=LandscapeInfrastructure、サスティナビリティへの意識
- 終章:補助線のデザイン
- 細部
- あとがき