構造・技術に強い近代史家の結晶、新装なる。「この国の建築の現実、市民との連帯感の中に最後まで生きた誠実な近代建築史家の、その苦悩の歩みを見ると胸がつぶれる思いがする(村松貞次郎)」

SD選書243
歴史と風土の中で
山本学治建築論集①
2,200円(+税10%)
ISBN:9784306052437
体裁:四六・228頁
刊行:2007年9月
- まえがき 近代建築史家としての山本学治——村松貞次郎
- Ⅰ 近代史の中の建築
- 第一章 現実の発展と近代化の努力との結合
- 第二章 日本近代建築の現状
- 第三章 一九世紀初めより一九二〇年代に至る建築の近代化について
- Ⅱ エレメントの背景
- 第四章 窓のデザインの発展
- 第五章 空間概念としての壁
- 第六章 近代建築における柱の変遷
- Ⅲ 素材と風土
- 第七章 金属発展の五段階
- 第八章 建築と銅について
- 第九章 木による日本の建築はどんな特徴があるのだろう