日本近代を代表する建築家・堀口捨己(1895-1984)の評伝。
日本のモダニズムを牽引した建築家であり、建築史家・庭園史家・歌人でもあった堀口が、建築における美のあり方を追求した営みを紹介する。
SD選書275
堀口捨己の世界
2,400円(+税10%)
ISBN:9784306052758
体裁:四六・278頁
刊行:2024年8月
- はじめに
- 第1章 堀口捨己のプレゼンテーションの独自性——晩年の著作の装丁を例に
- 第2章 分離派建築会
- 第3章 洋行——アムステルダム・スクールやデ・ステイルとの出会い
- 第4章 表現主義からモダニズムへ
- 第5章 西洋を意識した言説
- 第6章 岡田邸と若狭邸
- 第7章 様式なき様式——大島測候所
- 第8章 千利休研究を手がかりにした自己形成
- 第9章 堀口の和風建築——八勝館での飛躍
- 第10章 堀口の建築観——抽象美学をもとにした「強い表現」と「モチーフの存在理由の重視」
- 第11章 まとめ——堀口捨己の世界
- あとがき